こんにちは、ジャッキーです。
アニメ映画には、大人でも感動して泣ける作品が多くあることをご存知でしょうか?
そこで今回は、感動必至のアニメ映画作品を60作品紹介します。
おすすめの泣けるアニメ映画をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※第1位からランキング形式で紹介していきます。
目次
- 1 泣けるアニメ映画60選
- 1.1 1位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!大人帝国の逆襲
- 1.2 2位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形
- 1.3 3位:聲の形
- 1.4 4位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
- 1.5 5位:トイストーリー3
- 1.6 6位:火垂るの墓
- 1.7 7位:劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
- 1.8 8位:雲のように風のように
- 1.9 9位:若おかみは小学生!
- 1.10 10位:映画ドラえもん のび太と雲の王国
- 1.11 11位:サマーウォーズ
- 1.12 12位:攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL
- 1.13 13位:君の名は。
- 1.14 14位:映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
- 1.15 15位:リメンバー・ミー
- 1.16 16位:映画 美少女戦士セーラームーンR
- 1.17 17位:さよならの朝に約束の花をかざろう
- 1.18 18位:映画 Hugっとプリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
- 1.19 19位:ルパン三世カリオストロの城
- 1.20 20位:帰ってきたドラえもん
- 1.21 21位:千と千尋の神隠し
- 1.22 22位:バケモノの子
- 1.23 23位:秒速5センチメートル
- 1.24 24位:かぐや姫の物語
- 1.25 25位:蛍火の杜へ
- 1.26 26位:カールじいさんの空飛ぶ家
- 1.27 27位:CLANNAD アフターストーリー
- 1.28 28位:この世界の片隅に
- 1.29 29位:風の谷のナウシカ
- 1.30 30位:劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
- 1.31 31位:おおかみこどもの雨と雪
- 1.32 32位:時をかける少女
- 1.33 33位:銀河鉄道の夜
- 1.34 34位:未来のミライ
- 1.35 35位:星を追う子ども
- 1.36 36位:劇場版 あしたのジョー2
- 1.37 37位:劇場版 青の祓魔師
- 1.38 38位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾
- 1.39 39位:ライオンキング
- 1.40 40位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
- 1.41 41位:アイアンジャイアント
- 1.42 42位:クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン
- 1.43 43位:紅の豚
- 1.44 44位:映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
- 1.45 45位:劇場アニメ 君の膵臓をたべたい
- 1.46 46位:風立ちぬ
- 1.47 47位:劇場版Fate / stay night Unlimited Blade Works
- 1.48 48位:ドラえもん おばあちゃんの思い出
- 1.49 49位:モンスターズ・インク
- 1.50 50位:ドラえもん のび太と宝島
- 1.51 51位:ボス・ベイビー
- 1.52 52位:言の葉の庭
- 1.53 53位:劇場用映画 ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君
- 1.54 54位:ドラゴンクエスト ユアストーリー
- 1.55 55位:ルドルフとイッパイアッテナ
- 1.56 56位:天気の子
- 1.57 57位:のび太の結婚前夜
- 1.58 58位:ドラえもん のび太の恐竜
- 1.59 59位:名探偵コナン 沈黙の15分
- 1.60 60位:ドラえもん のび太の月面探査記
泣けるアニメ映画60選
1位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!大人帝国の逆襲
野原一家の家族愛に、感動する作品です。
クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲は子どものときに観賞するのと大人になってから観賞するので感動が全然変わります。
なぜかと言いますと、子どもの時に見ると感動というよりは、ギャグ、コメディ、おふざけ要素がメインの映画になりますが、大人になってから観賞すると、家族の大切さ、自分の子どもの成長と重ね合わせて見ることができます。
もちろん、私もこの映画を幼少期の時と大人になってから見て感じたことが、全く違います。
子供の時に見たときはただ面白いと思っていましたが、大人になってから見た後、最後はボロボロ泣いてしまいました。
いつもはおバカでお下品なしんちゃんだけれど、この映画で、しんちゃんの素晴らしさを再認識しました。
「昭和」の懐かしい世界に大人たちをとどめようとする大人帝国。
帝国の力で、みさえやヒロシは記憶を含め、「子供」に戻ってしまいます。
そんな二人を取りもどそうと、仲間と奮闘するしんちゃんの姿に、おもいっきり笑わせてもらえるのは前半まで。
後半は、【「なつかしい」と思うことは悪じゃない。ただ、そのなつかしさに溺れ、「現在」を忘れて「未来」まで捨てるのは間違っている!】というメッセージがびしびし伝わってきて、だんだんと涙腺が刺激されていきました。
特に、ヒロシがしんちゃんのことを思い出す場面が素晴らしいです。
川原の一本道を父と歩む小さな子供のヒロシが、やがて成長し、みさえに出会い、しんちゃんと同じ道を歩む。
この場面は、セリフはいっさいありません。
過去から今がつながっていること。それをどうか忘れないで、といっている気がして、涙ぐんでしまいます。
そして最後は、ボロボロな姿になりながらも「家族が大好きだから。みんなで未来にいきたい!」というしんちゃんのセリフに、いつも泣いてしまいます。
未来の為、家族を取り戻そうと必死に目標に向かっている姿には心が刺さるものがありました。
特にヒロシが20世紀博の住人になってしまい、それをしんのすけが、救いに行くシーンでヒロシの人生の回想シーンが流れた後、ヒロシが記憶を取り戻してしんのすけを抱き締めるシーンはめちゃくちゃ感動します。
未来に生きる希望をくれたり、大人になって失った何かを取り戻せるような気持にさせてくれます。
ぜひ色んな方に見てほしいです。
2位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形
アニメシリーズから大好きな作品で、あの悲惨な事件の後、絶対に観にいこうと決めていました。
この作品の根幹は、様々な形の「愛」についてだと思っています。
親子愛・師弟愛・兄弟愛・友愛…私たちも様々な愛に囲まれて生きていますが、それを実感することは普段なかなかない経験だと思います。
それをこの映画は登場キャラクターを通じて教えてくれて、心の柔らかい部分に直に触れられるような震えるほどの感動を与えてくれます。
今回のストーリーは特に、姉妹愛(血の繋がりのない)が主軸でしたので、私の実体験と照らし合わせながら、涙して観ました。
きっと経験のない人でも「愛」を探すヴァイオレットの体験を自分とリンクしながら観ると、自然と涙が溢れてくるような気がします。
3位:聲の形
長い回想シーンから始まり、切なくて悲しい気持ちにさせられました。
物語が進むにつれ、「アオハルかよ!」とツッコミたくなるくらい甘酸っぱく爽やかなシーンも登場し、回想とは打って変わって救われた気持ちになれます。
でも、アオハルしていても登場人物たちは悩んだり、気持ちがすれ違って苦しんだり…その様子がとてもリアルに描かれています。
冒頭部分のいじめのシーンはかなり目をそむけたくなるくらいにリアルですが、成長し自分のしたことを反省して、償おうともがく主人公の姿に感動します。
明るくてクラスの中心にいたはずの主人公の、「俺、生きてちゃまずい人間だから」という言葉に胸が苦しくなりました。
主人公は昔いじめていた耳の聞こえないヒロインの女の子と友達になることで、罪を償おうとします。
手話を覚えた主人公の努力に心打たれました。
ヒロインの女の子の心のきれいさや、その周りにいる同世代の友達の心の闇や汚い部分が二人を邪魔するけれど、生きることに後ろ向きだった主人公がヒロインの女の子に「生きるのを手伝ってほしい」と伝えるシーンは絶対泣いてしまうでしょう。
また、泣ける映画に必ず必要な音楽。
牛尾憲輔氏の手がけた数々の曲が映画の雰囲気と非常に合っています。
クライマックスのシーンで感動的この曲が流れると、高確率で涙が止まらなくなります。
それぞれの登場人物たちが長く悩んだ先にあるハッピーエンドだからこそ、大きな感動がありました。
また、映画としてはエンディングなのだけれど、登場人物たちにとっては人間関係の再出発とも言えるエンディングで、見終わった後に前向きな気持ちになれる映画です。
悲しさではなく、ポジティブな気持ちで泣ける数少ない映画の一つだと感じました。
4位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
実写映画化にもなり世界的にも有名なアニメです。
アニメ本編の総集編というふれこみで当初はファンの間でも賛否が分かれている程度の期待感でしたが、蓋を開けてみれば驚くほどの動員数で、上映当時のアニメ映画としてはかなりの人気ぶりとなりました。
本編ではぶつ切りになっていた話も、映画として連続してみるとまた違って見えるのもあり、ファンや新規ファンも納得の出来でした。
泣けるアニメとしてあの花は有名ですが、映画になった事でさらに魅力ある作品になっているというのが一番です。
それぞれの色々な思いがある中、願いを叶える為に必死になる姿、そして最後のお願いを叶えて成仏するというシーンは涙なしでは見れません。
5位:トイストーリー3
一人暮らしを始める際に、子どもの頃からともに遊んで来た相棒「ウッディー」だけを連れて行くことを決心。
その他のおもちゃたちは捨てられたと勘違いします。
ウッディーは「屋根裏にしまおうとしただけだ!」と必死に伝えますが、その誤解は解けぬまま幼稚園に寄付されることに。
そこには散々な出来事が待っていて、そこでようやく「ウッディーの言葉は正しかった」と気付きます。
おもちゃたちが協力して幼稚園から脱出しようとする姿、ウッディーが大事な仲間を助けようと奮闘する姿を見ると、深い友情を感じてグッと来ます。
無事にみんなで脱出したあと、アンディーはおもちゃたちを近所の女の子におもちゃプレゼントすることにします。
今までずっと一緒だったウッディーたちとの別れを惜しむアンディー。
その気持ちを抑えながら、女の子におもちゃ一つ一つの性格を教えてあげるシーンは非常に感極まる部分です。
今までの思い出が蘇って来て、ついつい涙が出てしまいます。
おもちゃの大切さ、友情、愛などを教えてくれる最高の映画です。
6位:火垂るの墓
アニメとは言え、戦争の惨状を知る上で、これからも見続けていかないといけない映画だと思います。
兄弟の生きざまにフォーカスしていて、戦争孤児となった子どもの悲しみ・苦しみ・やるせない感情がヒシヒシと伝わってきて涙なしではとても見られない映画です。
フィクションの物語ではなく、実際に、火垂るの墓に描かれているような惨劇を何万人もの子どもたちが経験してきたことを思い返しながら見ると、重たいストーリーに涙が溢れます。
7位:劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
主人公の黄前久美子が2年生になったテレビアニメに続く完全新作の劇場版で、全国大会に出場できなかった悔しさ、うまく演奏できるようになりたいと頑張る姿にとても感動します。
部内でいろいろな事件が起こるなか、後輩の久石奏がいい役割を果たし、低音パートのクセある1年生と奮闘しながら、全国金賞を目指す物語はとても素晴らしいものです。
「うまくなってどうするの?」という奏の問いかけに対して言葉に詰まり、雨降るなか想いをぶつけて解決していきました。
3年生を迎え久美子は部長になるところで終わりました。
TRUEさんが歌う主題歌の「Blast!」も最高の音楽で、世界観にピッタリです。
凄惨な事件があった京アニの作品で、キャラデザの方が亡くなってしまいました。
京都アニメーションのスタッフ、声優、洗足学園のバンドなど多くの方の思いが詰まった感動して絶対に泣けるアニメ映画です。
8位:雲のように風のように
物語の始まりは漢詩の「国破れて山河あり」の風景から始まります。
気をつけて見なければわからない、今にも消えそうな建物の残骸が昔話を始めるように話が進んでいきます。
この建物は皇帝の妃たちが住む後宮でした。
主人公の銀河は全国から集められてお妃候補の中でも群を抜いた「泥付き大根のような娘」でしたが、持ち前の利発さと応用力で正妃に選ばれます。
しかし、顔の知らない相手との結婚に鬱々としていたところ、時々現れていた美しくて優しい女性が実は男性で新皇帝だったことに驚きます。
そして新皇帝は常に宮中で命を継母から狙われていることも知るのです。
女性としても磨きがかかり、正妃として人々の先頭に立つようになっていく銀河とは対照的に、脆く、自己皇帝の弱いところがあった新皇帝の別れのシーンで銀河が呟くセリフ「生きるために渡したのに」には子供ながらに涙を流して見ました。
美しくも儚い人の世の繁栄と衰退の中で、強く生きた銀河の姿に涙する人は多いのではないでしょうか。
9位:若おかみは小学生!
いかにも小学生向けといったキャラクターデザインで、見る人を選ぶかなと思うかもしれませんが、だまされたと思って全人類に見てほしいです。
両親を亡くしたおっこが、祖母の営む旅館に来るお客様を通して成長し、両親の死を乗り越えていく姿は、大人でも涙なしには見られません。
物語の構成も作画も素晴らしく、そのクオリティの高さに口コミで動員数を伸ばしていった映画です。
映画館には子供だけでなく大人もたくさん観に来ており、あちらこちらからすすり泣く声が聞こえてきました。
10位:映画ドラえもん のび太と雲の王国
子どもの頃から大好きで何度も見てきました。
「日本には土地がないから家出もできない」とのび太が騒ぎます。
雲の上に自分たちの好きなような楽園をつくろうと、ドラえもんが道具を出します。
スネ夫が株主となって、子供には大金の3万円ほどの寄付をします。
そうして立派な雲の上に王国ができました。
庭にプールのある家、マンガ図書館、レストラン、子供にすると夢のような王国です。
同じように、雲の上で生活をしている天上人も登場します。
その天上人は地球を洗い流してしまおうと計画を立てていました。
ドラえもんたちはそれを必死で阻止しようとします。
最後はドラえもんが天上人も地球人もみんなを守るために、タンクに突っ込み自爆してみんなを世界を守ります。
久々のキーボーの登場や、仲間たちの優しさ、愛の物語です。涙なしでは見られません。
11位:サマーウォーズ
現代忘れつつある、人との繋がりがとても素晴らしく描写されていることがこの作品の最大の魅力であると思います。
デジタル化が進み、今や何でも画面の中で済ませられる時代になっています。
この作品ではネット環境が全てストップし日本全国がパニックに陥りますが、人と人との繋がりが解決の一手となります。
今後ますますネットが発達し人間関係が希薄になっていっても、周囲の人々との交流は私たちにとって非常に重要な意味を持つものなのだと思い知らされ、また人間の絆の深さにとても感動します。
一見、明るく楽しい、にぎやかなスートーリーに思えますが、現代人がほとんど失ってしまったかもしれない「人と人とのつながり」の大切さ、強さが描かれています。
特に、キーマンとなるおばあちゃんの、ここ一番の働きぶりには涙が出ます。
バーチャル世界をテーマに取った作品ではありますが、最終的に人間はリアルで生き抜く力を持ってなくてはいけないというメッセージを感じられるのも魅力的。
たくさんの大人たちが、最後は必死で全力尽くしているところは感動ものです。
12位:攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL
1995年に劇場公開された古いアニメですが、内容・映像技術共に素晴らしい作品です。
近未来の情報化された社会で起こる犯罪と闘う、サイボーグたちで構成された特殊部隊の話です。
主人公である、公安9課所属の草薙素子少佐がとにかくかっこいいのです。
そして、その相棒のバトーしかり。声優も文句なし。
少佐を田中敦子さん、バトーを大塚明夫さんが演じています。
他に適任はいないでしょう。
他のわき役陣においても、このメンバーだからできたと思ってしまうほどです。
そしてこの作品では、当時では革新的な映像技術が使われているそうです。
緻密な背景、しなやかな人物の動き、是非一度見て頂きたい、おすすめの作品です。
13位:君の名は。
最初から圧倒的な映像美が迫ってきてその綺麗さにまず泣けます。
その映像美にRADWIMPSの曲が掛かり体のしびれが治まらなくなり、感動という言葉以上のものを体の髄から感じるのです。
都会に住む高校生瀧と田舎に住む高校生三葉の体が入れ替わるこの物語は、なぜ2人の体が入れ代わったのかという理由がわかるにつれ、想像だにしないその理由に自然と目許が霞むのです。
気づいたときには涙が流れているという不思議な感覚を味わえる映画です。
そして、2人は実際にお互いとして出会えることができるのかできないのか、涙を流しながらハラハラドキドキします。
14位:映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
大人にも子どもにも大人気のキャラクター「すみっコぐらし」が7周年を記念して映画になりました。
少しだけネガティブだけどとってもかわいいすみっコたちが絵本の世界で冒険するお話です。
絵本の世界で出会った迷子のひよこ?のおうちを探すためにすみっコたちは頑張ります。
けれど、ひよこ?は実は絵本に誰かが描いた落書きのひよこ。
ずっと白紙のページでひとりぼっちだったことがわかります。
すみっコたちはどの絵本のお話にも存在できないひよこ?を一緒にすみっこにおいでよ、と誘いますがひよこ?は絵本の落書きのひよこ。
絵本の世界から出ることが出来ないんです。
せっかくすみっコたちと仲良くなれたのに。
でも、現実も出来ないことは出来ない。そういうことがたくさんあります。
けれど、すみっコたちはひよこ?が寂しくないようにちゃんと考えます。
現実でも無理難題が出て来たときにどうやって乗り越えるのか、きちんと自分たちで考える、という大切なことをすみっコたちが教えてくれました。
誰かのために勇気を出して頑張ることや、困難にぶつかったとき、どうやって乗り越えるのか考えることの大切さを教えてくれるとっても優しい世界が見えてくる映画です。
子ども向けどころか大人でも大号泣してしまう映画でした。
15位:リメンバー・ミー
リメンバー・ミー(英語タイトルはCOCO)は死者の日のメキシコをテーマにした作品です。
泣けるポイントは3つあります。
まず作品内で描かれている死者の世界はとても明るく、生きている人々もマリーゴールドや様々な装飾で死者を迎えるため自分の亡くなったおじいちゃんやおばあちゃん、親戚の方もこんなに楽しい世界にいるのかなと想像し涙が出ます。
次に主人公ミゲルのひいひいおじいちゃん(ヘクター)と死者の世界を歩いていた時に出会ったヘクターの二度目の死です。
死者は現世にいる人全員から忘れられてしまった時、死者の世界からも消えてしまいます。
私も亡くなった家族や親戚、友達までもをどこか忘れている時があったので涙が出ました。
最後はミゲルが死者の世界から帰ってきてひいおばあちゃん(COCO)にリメンバー・ミーを歌った時です。
このうたはココが小さい時彼女のお父さんが歌ってくれた曲で、彼女のお父さんというのは死者の世界でミゲルと共に行動していて、現世から忘れかけられていたヘクターです。
消えかけていたヘクターはミゲルとココのおかげで無事死者の日に帰ってくることができ、ココもPapaを思い出してから死者の世界へ行くことができました。
この作品は会えなくなってしまっても、心の中で生きているよ。だから忘れないでね。という死者のメッセージとともに、家族の温かさや大切さも改めて確認することができる絶対泣ける心温まる映画です。
16位:映画 美少女戦士セーラームーンR
公開当時、メインターゲットの子どもたちがぽかーんで、一緒に観に行った親御さんが号泣、という図が伝説になったセーラームーンの映画化作品の1作目です。
うさぎって、おっちょこちょいでドジで、勉強も苦手だし、一見特別な人物には見えない子なのですが、そんな彼女の根底にある強さや優しさ、愛情を掘り下げたのが今作です。
孤独を感じていた、4人のセーラー戦士が救われた契機がうさぎがいたこと、友人と離ればなれになることを悲しんだ衛を救ったこと、そして、うさぎに憎悪を向けたこの映画の敵・フィオレをも愛情で包み、地球を救おうとする無限の強さが描かれています。
序盤がテレビシリーズのようなギャグ、子ども向けの演出から始まることで油断してしまうのですが、終盤、命を失ったセーラームーンにフィオレから託された命をタキシード仮面が口づけで吹き込みセーラームーンが目を覚ますシーンは、何度見ても大号泣です。
セーラームーン映画の中で一番のおすすめです。
尺が一時間で見やすいので、まだの方にはぜひ見ていただきたいです。
ネットで配信されているのがうれしいです。
もう何度も見て、そして大人になってからの方が泣いています。
17位:さよならの朝に約束の花をかざろう
元々血の繋がりがない母になるには若すぎる女の子「マキア」(この女の子は若い姿のまま数百年を生きる不老長寿の一族)が、盗賊に襲われた集落で生き残っていた赤ん坊「エリアル」を非力ながらも本当の母親のように育てる話です。
エリアルは立派に育ちますが、血の繋がりがないことや、自分が成長していく中でマキアは姿一つ変わらない、その現実が受け入れられず二人は疎遠になってしまいます。
数十年後マキアは歳老いて余命僅かなエリアルに会いに行きほんの少し言葉を交わし、エリアルがまだ赤ん坊だった時に彼を包んでいた布をかけてあげます。
そして最後マキアは泣かないように我慢していましたが、エリアルの家を出てから耐え切れず涙を流します。
本来であれば自分が先に死んでしまうはずなのに自分が大切に育ててきた息子が亡くなってしまう悲しさや、自分がまだこの先も何百年と生き続けなければならない苦しさ、人を愛する思いなど色々な感情が読み取れることができ、絶対に泣けます。
18位:映画 Hugっとプリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
2018年公開の本作品はプリキュア作品15周年の記念作品であり映画単品でも充分楽しめるのですが、15年の間にテレビの視聴や劇場に通ったような長いプリキュアファンには特別響く内容となっています。
とはいえ劇中でテレビ一作目のキュアブラック(なぎさ)、キュアホワイト(ほのか)と当時最新のHugっとプリキュア(ハグプリ)のメンバーは同世代という設定なのは、過去のオールスターズ映画でも踏襲しており、その点は暗黙の了解でストーリーに影響は与えません。
今作に登場するミデンという敵は特殊な光線でハグプリのメンバーたちの記憶を奪い、赤ちゃんの姿に変えた上それぞれの口癖や攻撃技を使いこなします。
キュアホワイトもブラックをかばって記憶を奪われ、幼いほのかに変わってすっかり怯えてしまいます。
キュアブラックも変身が解けますが、幼くなった仲間を守る為生身のままミデンの攻撃を受けて吹き飛ばされた時、それまでただ泣くばかりだったほのかがなぎさの名前を呼び記憶を取り戻すシーンは、2人の絆の強さを思わせて胸が熱くなります。
ハグプリメンバーで唯一ミデンの攻撃を免れたキュアエール(はな)も、交友を深めていたはずの仲間に泣かれて思わずなぜ忘れてしまったのかと悔し泣きをしてしまいますが、「それは自分のなりたい自分の姿ではない」と思い直し、涙を振り払って変身しミデンに立ち向かう所はストーリー的にも盛り上がり感動する場面です。
もちろん15年の間に登場した様々なシリーズのプリキュアたちが、彼女たちらしさを感じるセリフと共に活躍するバトルも鳥肌モノです。
ミデンの行動の動機も思わず泣きそうな理由になっており、作品の完成度も高いです。
19位:ルパン三世カリオストロの城
ルパンで泣くというのは意外かもしれませんが、なんといってもルパンとクラリスの別れのシーンは泣けます。
もう何回見たかも覚えていないくらい見ていますが、最後のあのシーンが来るともうパブロフの犬のごとく泣いてしまいます。
「泥棒でもなんでもします・・・」というクラリスを抱きしめるのを必死に耐えるルパン。
目をつぶるクラリスのおでこにキスをしていなくなるルパン。
クラリスの女のらしさ、ルパンのかっこ良さが凝縮されているシーンではないでしょうか。
そのあと、銭形が「ルパンはとんでもないもの盗んでいきました・・・あなたの心です」というセリフがこのシーンをより引き立てています。
かなり古い作品ではありますがおすすめの作品です。
20位:帰ってきたドラえもん
小さい頃にドラえもんを見ていた人なら、絶対に泣けるでしょう。
ふとした時に見返すと泣けます。
童心にもどりたいときに見ると一層泣けます。
見れば見るほど懐かしさとともに、自分の大事な人とドラえもんを重ねて、その大切さに気づくことになると思います。
のび太君の成長を感じ、胸熱くなる瞬間が何度もあります。
ドラえもんのせつない気持ちを思うと、胸がしめつけられます。
お互いを大事に思うからこそ起きる最後の衝撃のラスト。
大人になった今でも泣けます。
21位:千と千尋の神隠し
無気力で一人では何もできない非力で頼りなかった女の子が突然変な世界に迷い込んでしまい、そこで何とか必死に生き抜こうとする物語。
彼女がどんどんどんどん成長していく姿に感動を覚えますが、仲間であるリンやハクといったキャラクターからも感動させられます。
アニメグラフィックも素晴らしく綺麗で、未だに日本映画動員数歴代No. 1なのも頷けます。
千尋は変な世界から無事に帰ってきた後全ての記憶を失います。
視聴者も「あの壮絶な出来事は夢だったのかなぁ」と思えてしまいます。でも決して夢ではないんです。
あの世界で千尋の為に銭婆婆が作ってくれた髪ゴムがキラリと光るシーンが最後の最後にあります。
たった一瞬のシーンです。
そのシーンで「夢じゃなかったんだ!」と思い出来事や全てのキャラクターを思い出し胸がいっぱいになります。
私はいつもその瞬間に泣けてしまうのです。
本当にとても感動する映画です。
22位:バケモノの子
細川守監督の映画は、どれも好きですが、私はこれが一番好きです。あくまでも、ファンタジーだと思うのですが、一つの映画の中に、色々と考えさせられるテーマが隠れているので、何回見ても新しい発見があります。
キャラクターは皆んな素敵でキュートですが、やっぱり熊徹が憎めなくて一番好きなキャラクターです。
破天荒で乱暴で、一見なんにもも良いところの無い熊徹ですが、主人公の九太に、本当に大切なことを教えてくれます。
古い日本男子の面倒くささと、一本筋の通った男らしさを思い出させてくれるとてもチャーミングなキャラクターです。
九太が、色々な経験をして、きちんと自分の人生を歩んでいく姿にも感銘しました。
どこで何をしていても、一番大切なことを忘れないでいれば、きっと幸せが訪れるという希望を持つことのできる映画です。
23位:秒速5センチメートル
オムニバス形式で主人公の中学~高校~社会人と続く人生を描いた映画です。
親の転勤に振り回されて、彼女と別れることになってしまう切なさをうまく描いていると思います。
高校~社会人になっても中学の彼女を吹っ切れない困った性格も、ある意味共感もてます。
ただ、一歩間違うと自分もこの主人公と変わらぬ人生になったかと思うと欝な気分になります。
見終わった後の、悲しい話で自分と同化して泣くに泣けないけれども、涙しか出てこない映画になっています。
24位:かぐや姫の物語
ふと自分にとっての幸せって何だろう…?と思ったとき、それに共感してくれるのがこの映画。
いわゆる昔話の「かぐや姫」を絶妙なタッチと疾走感で描いたこの映画は、あらかじめ内容を知っているからこそ、芸術的な描写に感情を乗せて鑑賞できます。
途中で姫の感情が揺さぶられ、野原を駆け出すシーンは圧巻。
絵の中で自分が走り出しているような気分になって、思わず泣いてしまいます。
姫の幸せは帝と結婚すること、と思っている周囲や何が自分にとっての幸せなのか、姫自身が分からない葛藤など、本質的に「自分の幸せとは何か」を考えさせられる映画です。
25位:蛍火の杜へ
短編アニメーションなのですが、テンポがよく話に入り込みやすかったので感情移入して泣いてしまいました。
内容はギンという青年と竹川蛍という少女の物語なのです。
ギンは人間でもなく妖怪でもない存在で人間に触れられると消えてしまうのです。
笑えるところもたくさんあったのですが、最後のお別れのシーンが突然すぎて衝撃だったため感動して泣けました。
アニメの夏の儚さと美しさからくる感動と切なさが、作品の良さを引き立たせていました。
26位:カールじいさんの空飛ぶ家
おじいさんがおばあさんが亡くなった後、彼女の夢だった滝を探して、家に風船をつけて飛んでいく話です。
一番の泣きポイントは、映画の冒頭でしょう。
冒頭で、おじいさんとおばあさんのこれまでの人生を振り返るのですが、そのが泣けます。
子どもの時に出会って、その後結婚して、子供に恵まれなくて、いろいろ楽しいことをして、おばあさんが亡くなって、何もすることがなくなってという半生が、端的に語られます。
別に泣かそうとか妙に悲しげに描かれていないところが、余計に泣けます。
27位:CLANNAD アフターストーリー
日常系のアニメで比較的可愛い絵柄が特徴的ですが、前作とは異なって主人公とヒロインが結婚して生活する話が中心となります。
心が温まるようなエピソードが多く、家族とはどういったものなのかということについて考えさせられる作品です。
特に後半ではヒロインの渚が病気がちであるにも関わらず、主人公との子供を産もうと頑張ります。
しかし、そのヒロインは出産と共に力尽きて死んでしまうシーンがあり、本当に切なく苦しい主人公の気持ちが伝わってきて泣けます。
28位:この世界の片隅に
戦時中の何気ない日常を描いた話になります。
淡々と穏やかな日常を描いたからこそ、戦争が徐々に生活に影響し始める様子やとうとう主人公のすずさんやすずさんの周りの人たちの生活が破壊される描写が胸に迫ります。
そして、とうとう完膚なきまでに破壊されて終戦するのですが、それでもすずさん達の生活は続きます。
戦争の傷は残っていて、恐らくこれからも辛いことが起こるであろうことも描写されているのですが、登場人物がなんとか皆前へを向いて生きようとする姿に感動しました。
29位:風の谷のナウシカ
「風の谷のナウシカ」のストーリーですが、我々の抱える大きな問題である地球環境問題がテーマとなっております。
戦争に次ぐ戦争の末、地球環境が崩壊し空気や地上が汚染物質で汚され、蟲と呼ばれる巨大化した虫が増殖する中で、人類が住める一部のエリアに人間がひっそりと生活しています。
その住める土地を欲する人間の欲深さがさらに闘いを生む、最悪の時代に突入している世界です。
そのような時代にありながら、純粋な心をもち、人を想い、蟲が汚染物質を浄化する力をもつことを自力で突き止めるナウシカの存在に本当に感動を覚えます。
人間が、オームと呼ばれる巨大蟲に闘いを仕掛け、怒り狂うオームに人間が滅ぼされる直前まで追い込まれるのですが、ナウシカの身を挺した行動がオームの怒りを解き、ナウシカに心を開く場面は涙なしでは見られません。
30位:劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
賛否両論で終わった、原作とは違うストーリーをたどったアニメ第一期の続編にあたる映画です。
やはりこれも賛否両論でしたが、ダークな雰囲気、このアニメのハガレン世界が実は我々の世界とのパラレルワールドであったことが判明し、我々の世界の歴史とリンクしてストーリーが展開します。
原作でもテーマの一つとして取り上げられている「研究者のエゴ」みたいなものに、アニメ第一期の視点から切り込んでいる作品です。
なにより、大好きなハガレンが初めて映画化したことに公開当時は大変感激しました。
原作のifみたいな作品として受け止められる方には「もうひとつの結末」として楽しめると思うのでお勧めです。
31位:おおかみこどもの雨と雪
おおかみ男と普通の女性の間に出来た子供達の成長が描かれている映画です。
父親である、おおかみ男は2人目の男の子の雨が生まれて間もない頃に亡くなってしまいます。
父親が亡くなり残された母親がおおかみと人間の姿になる子供達と、どうやって生活していくか葛藤しながら生きていく所は見ていて感動します。
おおかみこどもの雨と雪は成長していくにつれ人間として生きていくのか、おおかみとして自然の中で生きていくのかを選択するようになります。
自分が人間らしく生きるのか、おおかみとして生きるのか子供ながらに悩んでいる姿にも胸を打たれました。
32位:時をかける少女
主人公である紺野真琴は、功介と千昭という2人の同級生と遊び仲間として日々を一緒に過ごします。
7月13日にタイムリーリープを経験し、そこから大きく3人の関係や本来経験するはずの出来事や事件が変化します。
その過程で、彼女は功介と千昭に対する想いを改めて考え悩みます。
真琴にとって大切な2人。その2人に対してどのような感情を抱いているのか。どのような変化を受け入れるのか。
真琴の、17歳等身大の考え方や感情の起伏、悩みが丁寧に描かれ、感情移入します。
そして、千昭が未来から来たということが物語の後半で明らかになります。
「過去の人間にタイムリープを知られてはならない。」ルールを破った千昭は未来に戻ることとなりました。
最後の別れ際、夕方の河川敷でのシーン。夕焼けが別れの時間であることを示します。
2人で通った帰り道。17歳の2人ができる精一杯の約束の言葉は、涙が止まりません。
これから先2人が絶対に再会できるかはまったく分からないけれど、可能性を手繰り寄せようとする強さを有する真琴のエネルギーや気丈さは胸が震えると思います。
33位:銀河鉄道の夜
「銀河鉄道の夜」は、有名な宮沢賢治の児童文学作品をアニメ化したもので、1985年に制作されたアニメ映画です。
宮沢賢治の原作は誰でも名前は知っているぐらい有名だと思いますが、意外と読んだことがなくて内容を知らない、という人も多いのではないでしょうか。
このアニメーションは、原作の持つ雰囲気や独特の言葉遣いも含めて、とてもうまく世界観を表現できていると思います。
原作自体が未完の作品であり、とても分かりづらい内容なので人によっては合わないかもしれません。
ただ、単純に「泣ける作品」といったものとも違っていて、深く考えさせられる作品であると思います。
34位:未来のミライ
「未来のミライ」は作中で特別悲劇的な事件や感動的な出来事が起こるわけではありません。
端的に言ってしまえば、この物語は『生まれたばかりの妹に両親の愛情を取られてしまったと考えて嫉妬し、駄々をこねながらも精神的に成長して妹を受け容れる』というどこにでもあるようなありふれた話です。
しかし、主人公・くんちゃんの4歳児ならではの行動や台詞、そしてそれに対する大人たちの反応が恐ろしくリアルかつ丁寧に描かれているため、その心の動き・苦しみが手に取るように伝わってきて、ストーリー後半ではすっかり彼に同調してしまうのです。
それによって、ミライちゃんを助け、未来のミライちゃんに救われるラストではくんちゃんの成長とひいじいじから繋がる命の奇跡をひしひしと感じ、思わず涙ぐんでしまうこと必至な作品となっています。
35位:星を追う子ども
今を時めく新海監督の作品ですので、映像・音楽は文句なく美しいです。
その映像で展開される、大切な人の喪失、自分の居場所をめぐる王道的ジュブナイルは、子供だけではなく大人も泣ける作品だと思います。
大事な人を失うことの意味を理解できていない子供、理解したうえで受け止めきれない大人、彼らが冒険の末死者に会いに行く。
死者をよみがえらせる代償に求められるのは、生命。
失ってしまった人が大切か、今となりに生きている人が大切か。
生きている人が大切、それは正論なのでしょうが、死から生き返らせた妻を再度なくして自分も殺してほしいと望む大人の姿に、正論が正解なのか、新海監督から投げかけられたように思いました。
36位:劇場版 あしたのジョー2
試合が終われば死んでいるかもしれないのに、ジョーがグラブを好きな女に渡すシーンに涙があふれました。
好かれている女より、死ぬかもしれないボクシングを選んで「真っ白になりたい」と。
ここまで青春をかけられる人間は、ほとんどいないでしょう。
ホセ・メンドーサに何度も倒されて、白木葉子が応援し始めた時に別人のように動き、倒されても「立つのよ!矢吹くん、今までのように何度も」と 死ぬかもしれないと分かっていても好きな男に 声援を送るシーンは鳥肌が立ちました。
男なら必ず好きになる映画だと思うので、おすすめです。
37位:劇場版 青の祓魔師
『青の祓魔師』は魔神サタンの子である奥村燐が、生まれ持った血統に悩まされながらもエクソシストを目指して奮闘する、ダークファンタジー系の漫画です。
劇場版は2012年に公開されました。
主人公の燐が目指しているエクソシストは、主に悪魔を祓うことを生業としています。
ただ、一辺倒に「悪魔」といっても人に害をなすものとそうでないものがいて、中には人間に協力してくれる悪魔だっています。
原作の中で燐は猫又の悪魔を説得し、使い魔にしていました。
エクソシストはただ闇雲に悪魔を祓うだけではない、人を救うのが仕事だ、というのが主人公である燐の思想です。
劇場版では、そんな燐が幼児悪魔のうさ麻呂を預かるところから物語が進みます。
うさ麻呂は最初野生動物のように人間を警戒していましたが、燐や彼の学友たちと一緒に時間を過ごすにつれて心を開き、自分もお世話になった彼に何かしてあげたいと思うようになります。
悪魔であるうさ麻呂は自分の特殊な能力を発揮して燐の役に立とうとしますが、能力を使えば使うほど燐の暮らす街の様子がおかしくなっていくのです。
結局うさ麻呂は害悪悪魔として討伐対象になり、その身を追われることになります。
善意で行動しただけなのに何故嫌われるのか分からないうさ麻呂は、燐の制止も聞かずに逃走。うさ麻呂の能力の暴走によって大混乱になった街を飲み込み、最後は消えてしまうのです。
他のエクソシストがうさ麻呂を封印しようとする中、燐は最後までうさ麻呂の味方でした。うさ麻呂はただ人間と仲良くしたかっただけで悪意はなかったと分かっていたからです。
映画の最後に燐は消えてしまったうさ麻呂のことは絶対忘れないと誓います。
そこに彼の漢気と強さを感じ、素晴らしいなと感動しました。
血筋や育ち、種族の違いからくる思いのすれ違いがもどかしくて泣けてきます。
アニメ映画によくある俳優・女優のゲスト声優起用もなく、最後まで思う存分世界観に浸って観れる作品です。
38位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾
タイトルからすると想像しにくいと思いますが、クレヨンしんちゃんの映画は単なるギャクアニメではなく非常に心に染みるテーマがあり、大人でも楽しめる奥が深い作品となっています。
特にこのケツだけ爆弾では、野原家で飼われている愛犬シロのお尻にひょんな事から爆弾が装着されてしまい、爆弾を奪還するべくやってくる様々な敵や組織からシロを守るため、5歳のしんのすけが奔走します。
あの手この手で逃れ続けるもついに八方塞がりになると、疲弊したしんのすけを庇うようにシロ自ら敵の手中に身を渡すシーンは身を割かれそうになります。
普段お散歩がめんどくさいとぞんざいな扱いをしているしんのすけですが、シロは大事な家族であり、これまでシロと過ごしてきた大切な日々が思い出として蘇ってくる場面は、犬を家族として迎えている人は特にですが、とても涙なくしては見られません。
家族の大切さ、側にいてくれる大事な存在に改めて気づかされるとても心温まる作品です。
39位:ライオンキング
シンバと父親の絆と愛情の深さに何度観ても泣いてしまいます。
名場面がたくさん詰まった作品です。
あたたかい親の愛情の元で育ったわんぱくで無邪気で明るいシンバ。
自信に溢れていたシンバは、過ちを犯したことで、自己嫌悪に陥ってしまう。
迷い悩み苦しみながら、真の強さとは何かを学んでいく。
父親の背中を追いかけて、真っ直ぐ懸命に生きていこうとするシンバは、いつしか尊敬する父親と同じ面影たたえているのです。
いつの間にか感情移入して観てしまいます。
自分にも子供ができたら絶対に観せたい作品ナンバーワンです。
40位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
子どものための映画でしょ?と思って見ましたが、大人でも思わずのめり込む内容でした。
しんちゃんのお茶目さや周りの大人たちの愛情に感動の嵐。
クライマックスでは子供向けとは思えない展開にショックと感動とで涙が止まりませんでした。
かなり昔の作品ではありますが、いまでも鮮明に思い出すことが出来るくらい、クライマックスのシーンは目に焼き付いて離れません。
それほど印象的でした。
ほっこり感動!という映画ではありませんが、子供向けとは思えないほど深い内容で、色々なことを考えさせられる映画です。
41位:アイアンジャイアント
男の子とロボットが出会い、ロボットに色々な事を教えながら仲良くなっていきます。
終盤、ある出来事からロボットは暴走してしまいますが、男の子の声で我に戻ります。
しかし時すでに遅く、軍隊からロボットに向けてミサイルが発射された後でした。この時、ロボットがした決断と、決断に至った理由が男の子から教えてもらっていた「正義」であるところに感動しました。
また、ラストにまた会えるかもしれない、という希望がある所も好きです。
42位:クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン
この映画では野原一家が活躍しているのですが、家族の絆、家族愛しかありませんでした。
ひろしとみさえは子供たちを必死に守り、愛するパートナーを信じて頑張ります。子供向けアニメですが、きっと子供が見ても感動は出来ないかもしれません。
家族を持った大人にしか共感できないことがいっぱいありました。
他にこんなに素晴らしい家族愛描いたアニメないと思います。
何度見ても感動します。
43位:紅の豚
男性向けかもしれないですが、男らしさの美学を感じることが出来る映画です。
一匹オオカミの「豚」マルコが、何故豚なのか、何故飛ぶことをやめないのかなど、男の意地のようなものがあり感動します。
有名な名言ですが、「飛べない豚はただ豚」というセリフも実際に見てみると納得する一言で、カッコいいセリフだなと思います。
男性向けというの理由は、男同士では意地を張り、女性や子供には優しさや照れ臭さ垣間見えるところも、男性ならではの一面があり、おもわず嬉しかったり、少し恥ずかしかったりする部分があります。
女性にはヒロインの気持ちになって観てもらえれば、男ってバカだなって思える作品だと思います。
44位:映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
クレヨンしんちゃんというとギャグ的な要素を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はしんちゃんの映画って感動することが多いのです。
その中でも逆襲のロボとーちゃんは私が一番クレヨンしんちゃんの映画シリーズの中でも、感動したといっても過言ではない作品です。
この作品は家族愛がたくさん描かれていて、野原ひろしの父親として家族を愛している気持ちがストレートに伝わってきて、涙なしには見れません。
ロボットになってしまったひろしも本物のひろしと同じ思考回路のため、自分を本物だと思っているところがとても切なく、最後のほうのシーンであるロボットのひろしと本物のひろしの腕相撲の対決は涙が止まりません。
ロボットのひろしが野原一家に語り掛けるシーンも必見です
45位:劇場アニメ 君の膵臓をたべたい
まだまだ青春を楽しみたい高校生の女の子が病魔と戦っています。
クラスメートには病気のこと、余命のことをひたすら内緒にしてるのですが、たまたま主人公は、病院でヒロインの闘病日記を読んでしまったところからヒロイン出会い、その後恋に落ちます。
ヒロインが自分が死ぬまでに達成したいことを主人公と2人で叶えていきます。
恋愛ものですが、人の死とは何か、大事な人が死んでしまったらどうするか考えると泣けます。
特に、ラストの展開には、大号泣しました。
46位:風立ちぬ
風立ちぬは、戦時中に飛行機設計士をしていた堀越二郎を主人公にしたお話です。
純粋に飛行機を作りたかった堀越二郎が戦争という人殺しを肯定する戦いに巻き込まれて、人殺しの道具作りに加担してしまうことになります。
矛盾を抱えた人間の葛藤を想像すると、いろんな思いが込み上げてきて泣けます。
監督の宮崎駿さんが、堀越二郎に自分を投影しているかのような描き方がさらに心にグッときました。
そんな男の罪を許してしまう奥さんの姿も印象的でした。
47位:劇場版Fate / stay night Unlimited Blade Works
Fate/stay nightのアニメを見ている、または、原作をプレイしたことがあるととても楽しめると思います。
Fate/stay nightで聖杯戦争を勝ち抜いた士郎がめぐりめぐってFate/stay night Unlimited Blade Worksのアーチャーとなって登場です。
最初は正体を明かしませんが、話が進んでいくと、だんだんと正体がわかってきだして、なぜアーチャーとなったのか、なぜ士郎を狙うのか。
とても悲しいお話だけど、でも、最後に救われる。
アーチャーと士郎のとても感動的で泣けるお話です。
48位:ドラえもん おばあちゃんの思い出
掃除をしていたときにぬいぐるみを発見し、おばあちゃんのことを思い出すのび太。
タイムマシンで過去に行き、おばあちゃんに会いに行きます。
最初はのび太は自分の正体を隠していたが、途中でバラしてしまいます。
小さい頃に亡くなったおばあちゃんは、未来からきたのび太の正体をまったく疑わずに受け入れてくれるのです。
のび太はおばあちゃんに縋り付き、大泣き。
おばあちゃんの愛情の深さに感動し、観てるこちらももらい泣きをしてしまうほどに本当に泣けます。
49位:モンスターズ・インク
「モンスターズ・インク」は、主人公のサリーとマイクが偶然モンスターの世界に迷い込んできたブーと奇想天外な冒険をする物語です。
終盤のブーとサリーの別れ際のシーンがかなり泣けます。
今まで数多くの冒険や楽しい事を共有してきたので、ブーはもちろん別れを惜しみます。
ルール上の規則で、ブーに人間界に帰す時に少しだけ時間を与えられますが、少しの時間の間一緒に遊んであげたりします。
別れのハグシーンがとても感動的です。
50位:ドラえもん のび太と宝島
ドラえもんがピンチになった時に、いつもは臆病で意気地なしなのび太が、もしかしたら自分が死んでしまうかもしれないのに、怖くて足がガクガク震えるけど勇気を振り絞ってドラえもんを助けに行くシーンは本当に感動しました。
自分の身を呈して友達を助けに行く姿に涙が出ました。
大人になってから見るドラえもんの映画は、絶対に友達を見捨てないのび太の勇気と優しさが心に沁みます。
子供にも、映画ののび太の勇気と優しさを見習って欲しいなと思います。
51位:ボス・ベイビー
ある日突然、スーツを着た赤ちゃんがやって来て、いつの間にかティムの弟になっている!
中身はおっさんの赤ちゃん、ボス・ベイビー。最初のころは、ティムは喧嘩ばかりしていたのに、任務遂行のために、二人で力を合わせるように。
この様子を見ていると、子供の成長を感じて、目がうるうるしました。
兄弟の絆が深まる過程がきちんと描いてあり、共感して感動ものです。
ボス・ベイビーかわいさに夢中になっちゃいます。
別れの場面では、お互いの存在の大きさに気付くのだけれども、お互いの成功のために身を引く決断。本当に涙が止まりません。
笑いあり、涙あり、そして感動アニメです。
52位:言の葉の庭
靴職人を目指す高校生のタカオと謎の女性ユキノは雨の日にかぎって公園で出会います。
2人は見ず知らずの関係から万葉集の短歌や靴のデザインというキーワードを共有し、徐々に心の距離を近づけます。
この謎の女性は文学に長けていること、タカオより年上であることしか分らないのですが、高校生のタカオが学校の1限目を休んでいるときに出会うので働いていないのでは?という疑問が残ります。
ユキノは「仕事はあるけどサボっちゃった」と言います。
そして、ストレス障害から味覚を失っていたことを告白します。
いずれ、ユキノはタカオの学校の古文の教師だったことが明らかになります。
しかし、2人の絆は強く育っておりクライマックスでは2人は雨の中泣きながら抱き合います。
未熟な青年の純粋な心と社会にうまく溶け込めないながら葛藤するユキノの澄んだ心が1つになった時の清々しさがこの作品の見どころです。
53位:劇場用映画 ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君
子どもの頃に、ビデオテープに録画して何度も見ていた作品です。
ちびまる子ちゃんでもレギュラーキャラの、大野君と杉山君がメインのお話で、大野君が転校することになるというお話です。
テイストはいつものテレビのまるちゃんですが、登場人物の内面を掘り下げる描写もあり、いつものまるちゃん、かつ、中学生日記を見てるような気持ちになれます(登場人物は小学生ですが)。
運動会で、本当はしたくないのに大喧嘩してしまった2人を見て、まるちゃんとたまちゃんが「胸がギューッとする」と切なさを表現するセリフがあり、とても印象に残っています。
仲のいい2人が喧嘩せざるを得なかったことへの切なさと悔しさ、2人の男の子への淡いときめき、そういった気持ちがまだよく分からない、小学三年生らしい幼くも的確な表現がなんともいえず切なく、でもどこか羨ましいことを、大人になってから知りました。
54位:ドラゴンクエスト ユアストーリー
CGアニメになるのですが「ドラゴンクエスト ユアストーリー」は感動できました。
ネタバレになるかもですが、ラストにスーファミのカセットが登場するのですがそこで泣けましたね。
この映画は1992年に発売されたスーファミソフトのドラクエ5を映画化したもので、主人公が結婚したりといったストーリーが忠実に描かれています。
クリアまで20時間くらいかかるゲームを100分の映画にしてるので、多少の省略や改変はありますが。
この映画はオチに賛否両論があるみたいですが、本当のドラクエファンならきっと楽しめる、感動できると思います。
一番の感動ポイントはラストのスーファミのカセットが登場するシーンで、子供の頃をいろいろ思い出して泣けました。
55位:ルドルフとイッパイアッテナ
岐阜の金華山の近くに澄んでいた黒ねこのルドルフがある日、知らないトラックの荷台に乗ってしまったことから東京まで来てしまいます。
右も左もわからない街でさまよっているといるとき、イッパイアッテナという名前の猫に出会い一緒の生活が始まるのです。
ルドルフはいつも大好きな飼い主の女の子のことを考え、家へ戻りたいと思っています。
ある日、岐阜へ帰れる方法を見つけ、やつとのことで願いがかなって岐阜の家へ戻ってきたら、そこには自分にそっくりの黒猫が飼われていました。
ルドルフの戻る場がなくなって、また家を出ていく場面はボロボロ泣きました。
56位:天気の子
主人公の何かを変えたいという漠然とした心で動き出してしまう姿勢が、思春期特有の誰しも経験のあることで共感することができます。
世界と大切な人どちらを選ぶかという選択を迫られた時に、主人公が選んだ結末は必見です。
大切な人を守って世界も結果的に助かった…、のようなぬるい結末はなく、自分の選択の責任をこれからも彼は背負っていくことになるのだとはっきり分かる終わり方も、他の映画とは一風異なっていて考えさせられるものがありました。
57位:のび太の結婚前夜
ドラえもんとのび太がのび太の結婚する前日の夜を見に行く話ですが、結婚相手となるしずかちゃんのお父さんがしずかちゃんに贈る言葉は涙が止まりませんでした。
前日にマリッジブルーになってしまうしずかちゃん。
お父さんにお嫁に行きたくないと話します。
そこでお父さんはしずかちゃんが産まれた時に感動した話から子育ての話をして語りかけます。
「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。」って名言です。
時間がある際にまた見たいと思います。
58位:ドラえもん のび太の恐竜
ペットを飼っている人なら、泣かないわけがない映画だと思います。
一生懸命大事に育てて、大事に守って、一緒に過ごして…そんな動物と、どうしても別れなければならないのはとても悲しいことです。
それを我慢してその動物の幸せを考えるなんて、のび太、素敵すぎ。
いつもはダメなやつなのに、本当に心から優しいのび太の号泣する姿を見て、どうしても一緒に号泣してしまいます。
59位:名探偵コナン 沈黙の15分
特に沈黙の15分は、少年探偵団の二人が喧嘩になってしまい、お互い言ってはいけないことを言おうとしているときに、主人公コナンが感動する一言を言います。
この部分は絶対に見てほしいため言えません。
しかし、そんなコナンが雪崩にあってしまい15分以内に見つけないと死んでしまうかもしれない場面になります。
今までの主人公との思い出がよみがえってきて、どんどん涙があふれてきてしまいます。
60位:ドラえもん のび太の月面探査記
月に住む子たちが、風貌は子供に見えるけれど何千年も生きていて、異なる星ではエネルギーとして利用されていた、というストーリーが少し切なく思いました。
果たして「子供が利用されている」という悲しさ、そこを開放してもらえた「感動」が子供にわかるのかなと思うほど、大人顔負けのストーリー性だったと思います。
年をとりたいと願うことも、なんだか感動してしまいました。ずっと生きていられても、必ずしも幸せではないのだと儚さを感じました。
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