こんにちは、ジャッキーです!
あなたは今、泣ける邦画をお探しですね?
邦画といえば、心に染み入るような感動の映画が数多くあります。
そこで今回は、そんな日本映画の中から、本当に泣ける映画を厳選してお届けします。
泣きたい気分のときは、ぜひ映画を観て涙を流しましょう。
泣くことは最高のメンタルデトックスになりますよ。
もし他にもあなたのおすすめ泣ける邦画があれば、コメント欄より教えていただければ幸いです。
ランキング形式でカウントダウンして紹介していきますね。
※なお、この記事は随時更新されていきます。
目次
- 1 泣ける邦画(日本映画)おすすめ50選
- 1.1 旅猫リポート
- 1.2 星守る犬
- 1.3 学校3
- 1.4 ナミヤ雑貨店の奇蹟
- 1.5 クソ野郎と美しき世界
- 1.6 二百三高地
- 1.7 おにいちゃんのハナビ
- 1.8 海猿 ウミザル
- 1.9 犬と私の10の約束
- 1.10 西の魔女が死んだ
- 1.11 洗骨
- 1.12 万引き家族
- 1.13 ハチ公物語
- 1.14 そして父になる
- 1.15 こぎつねヘレン
- 1.16 パコと魔法の絵本
- 1.17 祈りの幕が下りる時
- 1.18 息子
- 1.19 君にしか聞こえない
- 1.20 連合艦隊
- 1.21 劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-
- 1.22 12人の死にたい子どもたち
- 1.23 人生フルーツ
- 1.24 ジョゼと虎と魚たち
- 1.25 赤ひげ
- 1.26 世界の中心で、愛をさけぶ
- 1.27 出口のない海
- 1.28 黄泉がえり
- 1.29 フォルトゥナの瞳
- 1.30 怒り
- 1.31 マリと子犬の物語
- 1.32 最高の人生の見つけ方
- 1.33 誰も知らない。
- 1.34 フラガール
- 1.35 ソラニン
- 1.36 ALWAYS 三丁目の夕日
- 1.37 今度は愛妻家
- 1.38 あん
- 1.39 容疑者Xの献身
- 1.40 永遠の0
- 1.41 明日の記憶
- 1.42 遺体 明日への10日間
- 1.43 DESTINY 鎌倉ものがたり
- 1.44 1リットルの涙
- 1.45 僕は明日、昨日の君とデートする
- 1.46 いま、会いにゆきます
- 1.47 砂の器
- 1.48 君の膵臓をたべたい
- 1.49 手紙
- 1.50 8年越しの花嫁 奇跡の実話
泣ける邦画(日本映画)おすすめ50選
旅猫リポート
この映画は猫が大好きな人にはとてもぴったりな映画です。
そして猫好きな方だからこそ、飼い主と猫の絆をより理解することができ、最終シーンの切なくて何とも言えない悲しい別れを共感することができるはずだと思います。
最初の主人公の幼少期時代の場面も、なぜその猫を飼うことになったのかが描かれており、またその猫を飼うことになったきっかけもただ単にペットショップで買うのではなく、特別な物語があったと言うことをしみじみと心の中に染み込ませていくことができます。
星守る犬
旅猫◯ポートのパクリ?と思われそうですがこちらが先です。
村上たかし氏原作の漫画もとても泣けましたが、西田敏行さんが主人公の「おとうさん」を演じる映画も素晴らしいです。
仕事を喪い家族からも見棄てられた中年男性と彼に唯一残された愛犬「ハッピー」の明るくも悲しい旅と最後に辿り着いたひまわり畑の壮観さは何度見ても涙が止まりません。
辛い旅路の果てに孤独に終わりを迎える「おとうさん」の悲哀に将来の自分を考えさせられたり、「ハッピー」の無償の愛に犬好きではなくても涙してしまうこと間違いなしです。
学校3
職業訓練校を舞台に、不景気の時代を生き抜いていく女性の生きざまを描いた山田洋次監督の作品です。
バブル期に夫を過労死で失い、その後の不景気でリストラされるヒロインは、まさに時代の不運を一身に背負ったような設定ですが、それでも地にしっかりと足をつけて生活を立てている姿にとても共感させられました。
熱演のイメージが強かった大竹しのぶさんが、温かみのある等身大の女性を静かに体現していて、とても素晴らしいです。
全体的には、現代に生きる大人たちの現実をユーモアを交えて淡々と描き、泣かせるという感じではありません。
けれどラスト、再び大きな試練に見舞われた彼女が、学校の仲間たちに見せる思いがけない強さに、心を打たれて涙が止まらなくなりました。
続いていく人生の余韻を残して終わるのもとても良かったです。
ナミヤ雑貨店の奇蹟
この映画は東野圭吾さんの小説が原作のファンタジー映画です。
過去と現代が悩み相談の手紙でつながり、感動のフィナーレを迎えます。
登場人物が何人かいてそれぞれのストーリーがあるのですが、私が好きなのは、「魚屋ミュージシャン」の物語です。
過去で夢を追いかけていた男が死後様々な人に影響を与えて、最後にはその夢を叶えてくれる人に受け継がれていくというストーリーが見事で涙が止まりません。
クソ野郎と美しき世界
ジャニーズから独立した香取慎吾が、SMAPの歌を歌おうとしても、最初の一文字で声が出なくなって歌えなくなってしまうシーンから、最後の新しい詩を歌うシーンへの繋がりがとても感動的でした。
残念ながら私たちの聴きたいSMAPの歌はもう歌えないけど、新しい歌を声高らかに堂々と思いっきり歌っている清々しい姿に心を打たれる人は多いはずです。
SMAPのいない空虚感を埋めてくれるような、そんな気持ちになれます。
思わず嬉し涙が出ます。
二百三高地
かなり昔の映画になります。
日露戦争を題材にした映画で、戦勝の裏側を当時としては壮大に描かれています。
「絶対に泣ける」理由として、「人の死」「愛する人の死」「戦地の非情さ」「本土と戦地の温度差」が挙げられると思います。
特に「愛する人の死」という点で、故夏目雅子氏が演じるヒロインが、婚約者の生還を気丈に待ち続けるのですが、
最後の最後で戦死を知るという結末なのです。
両者はロシアの文豪トルストイに共感し、ロシアを友好的に捉え、ロシア教会で知り合っている背景もあり、非情さにも涙します。
おにいちゃんのハナビ
妹の闘病生活のために転校を余儀なくされた兄は引きこもりになってしまいます。
引っ越し先の地域では毎年20歳になる人たちで花火を上げる儀式があり、そこに兄も参加させようと奮闘する兄妹の物語です。
引きこもりの兄が徐々に心をひらいて、妹の為に花火をあげようと奮闘する姿が愛おしくて、最後の結末には涙が止まりませんでした。
兄妹の話であり、家族の話でもあり、地域活性の話でもあり、どの世代が見ても心を動かされること間違いなしです!
海猿 ウミザル
映画版の1と2は両方泣けます。
映画の2は、子どもがいるお母さんがグッとくるはず。
カンナが病気の子どもを抱えて大輔の安否を心配するシーンは涙なしには見られません。
子どもは私が守るでも、私のことは誰が守ってくれるの!と……そんなセリフなかなか言えないです。
特にオススメはやはり1。
救助の助かりそうでなかなか助からない緊張感が飽きることなく引き付け、さらに恋愛や、仲間との友情や信頼を盛り込んでくる展開は最高です。
公開プロポーズの場面もオススメですが、やはり、沈没船に仲間が生きていることを信じて他の潜水士達が皆で助けに行くシーンは絶対泣けます。
犬と私の10の約束
私がこの映画をおすすめする理由は、犬を飼うときに交わす10の約束にとても感銘を受けるからです。
この映画はこの10の約束を元に話が展開します。
この10の約束は犬だけではなく、他の動物を飼うときにも約束を交わしてほしいものであると思いました。
主人公は成長するにつれて犬と一緒にいる時間を忘れがちになっていきます。
しかし、その犬が危篤であるという知らせを受け実家に戻り、最後を看取りました。
その後その犬がいた犬小屋からは、いろいろな思い出の品が出てきました。
人は成長するにつれて自分のことしか考えられなくなっていきますが、この10の約束を忘れずにいることを教えてくれているのだと思いました。
西の魔女が死んだ
人生や家族とはなにかをとても考えさせられる映画です。
先ずこの映画の主人公である少女はとあることが理由で不登校がちになります。
普通なら親は心配して理由を聞きますが、両親は彼女に関心がなく、祖母のもとに預けてしまいます。
そんなことをされ、余計に心を閉ざしてしまう彼女ですが、祖母の元で大切なことを学び成長していきます。
それは規則正しい生活、自分で決めること、人や物を思いやること。
どれも大切なことで当たり前のことですが、以外と出来てないなと思うことがあります。
この映画はどこか孤独を感じたり、人生に疲れたなって人は特に共感するのではないでしょうか。
洗骨
最愛の人を亡くしばらばらになった家族が、徐々に心を通わせ始めるストーリーです。
誰しも愛する人を失った時の喪失感から、それを受け止めきれず現実から目を背けたくなると思いますが、奥田瑛二さん演じる信綱は、愛していた奥さんに先立たれた喪失感の中で生きている姿は痛々しく思ってしまいます。
酒に溺れている事を息子に非難された時「(妻は)本当に死んだのか」「今でもどこかで生きているような気がして…」と涙ながら叫ぶシーンは、胸が潰れるほど涙が溢れてきました。
それから、娘が亡くなったお母さんのジューシー(炊き込みご飯)を作って家族に振る舞うシーンで、奥さんを思い出して涙しながら、食事をしている姿も涙なしでは見られません。
私自身も母が病気になった時に見た映画でしたので、家族の絆の大切さを強く感じ、感情移入してしまいました。
万引き家族
「家族」はそれぞれどうしようもない人たちではありますが、それぞれにそれぞれの論理があり、どれも頭ごなしに否定できるような人たちではありません。
そのなかで、それぞれの登場人物がわずかな人とのつながりを求めて家族となり、お互いに愛情を持っていくのがすばらしかったです。
血のつながりが本当に「家族」のすべてなのだろうか?そしてそこに帰っていくことが誰もにとって幸せなのだろうか?という疑問を持たせる作りになっています。
血のつながる家族が崩壊しても、それでも人々は家族を作りたがったのです。
嘘だとどこかでわかっていても信じたい、そのかすかな願い、思いが全編に描かれており、そしてそれが崩壊していく悲しさが描かれています。
家族にたいして複雑な思いが誰しもあるはずなので、誰もが誰かのどこかに共感することになるため、かなり高確率で「泣ける」と思います。
ハチ公物語
ハチは、ご主人を待ち続ける忠犬です。
仕事から帰ってくるのをいつもバス停で待っていました。
ご主人が帰ってくると、ハチ公はとても喜びます。
ご主人もハチ公を愛していました。ご主人は突然亡くなってしまいます。
ハチはご主人がいなくなってしまい深く悲しみます。
いつものバス停へ行きいつまでもご主人の帰りを待っています。
何日も何日もバス停へ行き、待っています。
今思い出しても涙が出てきます。
犬の忠誠心には驚きます。
犬は大事にしなくてはいけないと思わずにはいられません。
そして父になる
自分が可愛がって、一緒に暮らしてきた子供が突然、自分の子ではないと知らされるという衝撃のストーリー。
病院から赤ちゃんの頃の取り違いを知らされた、2つの家族が血の繋がりをとるか、一緒に過ごしてきた時間をとるかで、悩み葛藤します。
そんななか、親の変化に気づいている子供の心の変化が見え隠れするシーンが涙を誘います。
この映画を見るまで、血の繋がりに対してマイナスに考えていました。
実際、私の知り合いも子連れの方と結婚したのですが、あまりよくは思っていませんでした。
自分が生んだ子じゃないと愛せないんじゃないか?というのが当たり前にあったからです。
この映画を見て、血の繋がりってそんなに大事なことか?と気づかされました。
映画のように、血が繋がっていなくても、大切に思える気持ちになるってすごいことだと思いました。
この映画は、血の繋がりがテーマもあると思うのですが、血が繋がってなくても、愛情を持てることは素晴らしいと気づかされた映画です。
ラスト直前、福山雅治演じる主人公がカメラを手に取り、息子が摂ったと思われる写真を一枚一枚目にしていくシーン。
病院での取り違えにより血のつながりの無い子を育ててきたが、優秀な自分と違って、なかなか才能の芽が感じられない息子。
一時は本当の両親の元へ息子が引き取られることになったものの、それを引き留めたのは血の繋がりでなく、これまでに築いてきた親子関係なんだな、というものを感じさせられました。
まだ見られていない方、特に小さなお子さんを育てている親御さんに是非見ていただきたい作品です。
こぎつねヘレン
邦画作品で動物をテーマにした作品は多いのですが、古いものでは子狐ヘレンがお勧めです。
狐をテーマにされた作品はこれまで注目されていないと思いますが自然の中の子狐が弱々しくて、愛らしく愛おしい、可愛い作品です。
また国内の自然の中でというシチュエーションもあり、かなり動物の子供が好きな方には萌える作品でもあります。
子犬を思わせるあどけなさ、頼りなさが子狐にはあります。
ヘレンの可愛さに見とれてしまうこと間違いありません。
パコと魔法の絵本
一日しか記憶が保たない女の子パコは、個性豊かで少し問題のある患者ばかりの病院に入院しています。
その中でも一番の厄介者大貫は、ある日パコを殴ってしまいます。
ですが、次の日のパコは大貫に殴られたことを覚えていません。
そして毎日毎日、今日は自分の誕生日であると信じ、枕元に置かれた絵本を読むのです。
最初は傍若無人に振る舞っていた大貫でしたが、そんなパコを見て変わっていく様子がわかります。
終盤、パコの読んでいる絵本を病院のみんなで劇にしてパコを楽しませる場面はとても楽しくなります。
ですが、パコの最後には涙が止まりませんでした。
不思議な世界観すぎて、意味がわからない、好きではないという人もいました。
でも、私は最後涙がとまらずワンワン泣きました。
一日で記憶が消えてしまう女の子パコちゃんのために、病院にいる愉快な仲間たちが様々な形で笑顔にしようと頑張ります。
豪華なキャストの面々がそれまでのイメージを覆すいろんな個性的な演技をしていてその驚きも相まって、最後の感動も一潮です。
愛が溢れていて、ふざけている演技続きからなんでこんなに感動に持っていけるのかと感心させられました。
それと、映像が絵本らしくて美しいのも素敵で気に入っています。
祈りの幕が下りる時
東野圭吾の新参者シリーズという刑事物のミステリーシリーズの映画です。
ある女性が殺害され、その容疑者である男について調べたところその男性も亡くなっていることがわかる。
主人公の加賀はまだこの事件には裏があると考え捜査を進めると、この容疑者には絶縁した娘がいることが判明する…。
この作品は深い親子愛を描いた作品で、容疑者の娘役が松嶋菜々子さん。
美しく、どこか影があるミステリアスな雰囲気に主人公も観客も惑わされます。
松嶋菜々子さんの演技も素晴らしいですが、幼少期を演じた子役女優さんの泣きの演技は圧巻で、観てる人を泣かせにきます。
息子
1991年公開の山田洋二監督作品で、椎名誠の原作をもとに作成した映画です。
長瀬正敏が主役の青年が、和久井映見が演じる耳の不自由な少女に恋をして、自堕落な生活を送っていた青年が成長していく過程を描いた作品です。
その中でも、三国連太郎の演じる父親がとても印象的で、昔ながらの父親を演じており、高度成長期など活気のあった日本を感じ、とても勇気が出る作品に仕上がっております。
一番の見どころはラストシーンで、父親が出稼ぎから帰って来てた過去の回想シーンがとても印象的で、涙なしには見られず何度も見返した記憶が残っております。
君にしか聞こえない
原作は、乙一さんの「君にしか聞こえない CALLING YOU」という短編小説が原作の映画です。
不思議な出会いから、少しづつ自分たちの中で何かが変わり、プラス思考になっていく2人が微笑ましく素敵に見えました。
テレパシーだけでなく、実際に会ってみたいと思い「行動に移せる」のも出会う前の二人では思いもしないことで、互いの存在があるからできた行動のように思えました。
テレパシーという他の誰にも理解されない方法で関係を築いていく二人が、実際に初めて会う瞬間が別れになわかるということがとても切なく、何とか相手を守れないかと考えて嘘をついたり、咄嗟に行動する姿に涙がこぼれます。
何に涙するかは人それぞれですが、「君にしか聞こえない」は大切に思う人との突然の別れや人を思う綺麗な気持ちに涙できる映画だと思うので、感動をしたい時にオススメする映画の1つです。
連合艦隊
古い映画ですが、この連合艦隊という映画はぜひ見てほしい映画です。
錚々たる日本の俳優陣が出演されており、演技力のうまさでCGの古さのカバーが十分できています。
大東亜戦争の最中、大和が片道だけの燃料をつみ出航します。
私が一番泣けたところは、大和工作科分隊班長である小田切武市が息子である小田切正人の特攻が決まり、「親より先に逝くなんて、この親不孝ものがと」突き放すのですが・・。
最後、正人は武市の乗る大和の沈没を見届けた後、「ほんの何分かだけど親より長生きて親孝行できた」といったようなことを特攻機の中でつぶやき特攻に向かいます。
涙が止まりませんでした。
特攻という行為は誇れるものではなかったと思いますが、日本を、愛する家族、人を守るために命をおとしていった人々に改めて感謝いたします。
劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-
もともとドラマ版のコードブルーもすべて観たうえでこの映画を観ると、フェローだった4人のドクターが医者としても人間としても成長した姿がよくわかり、じーんとくるものがありました。
また、末期がんの女性を支えたいという婚約者のストーリーや、子供が脳死状態となり臓器提供の選択をする両親のストーリー、ナースとアルコール中毒の母とのストーリーなど、ひとつひとつに感動する要素が含まれていて、何回か泣いてしまいました。
ドクターやナースが患者さんを想う気持ち、患者を想う家族の気持ち、家族を想う患者の気持ちなど、いろいろな立場から人を想うということを教えられる映画だと思います。
医療者も一人の人間として自分の幸せを掴みたいという思いも理解でき、それぞれが自分の思いに向き合う姿に感動しました。
12人の死にたい子どもたち
生き方や辛いことが人それぞれ違う中で、本当にそんな理由で?…と人に言われてしまうような理由で本気で死にたいと思ってしまう人は、結構多いものです。
本気で死にたい。と思ったことがある人には必ず胸にささります。
弱い人間が、それでも少しでもどんな絶望にも立ち向かおう、少しでも変わろう。ちょっとだけ前を向いて生きよう。と見た人達に訴えてくるような作品です。
生きる事、死ぬ事。どちらにも必ず強い意志が必要です。
死を選ぶ事は、駄目なことだとわかっていて、それでも死にたいと思い悩み、苦しみ集まった子供達による、お互いがお互いを鼓舞する姿に必ず皆涙します。
辛いこと、思い悩んだ経験、死にたいと一度でも思ったことがある方には是非、みていただきたいです!
人生フルーツ
ドキュメンタリー映画なので、フィクション映画にはないリアルが見えます。
建築家の夫とその妻の暮らしにスポットを当てている映画で、80歳を超える老夫婦の暖かく、気張らない、豊かな暮らしぶりが淡々と進む中、映画中に夫がご逝去されます。悲しみの中にも、生きようとする力を感じ、涙がこぼれました。
「夢は遠くの方見てた方がいいから、遠くの方」という言葉が強く残っています。
夫を亡くした後も、植物や農作物が豊かに実る庭で、日々を送る姿に哀愁を感じました。
夫の死後、お生い茂る庭の樹木を、ご近所さんにご迷惑を掛けてはいけないと、切ってしまったり、長年、愛用してきた睡蓮鉢が割れてしまった後の表情など、派手さはない映画ですが、心に染み入るものがある映画です。
ジョゼと虎と魚たち
障害者のジョゼと健常者の恒夫。一緒に過ごす時間の中で彼に惹かれていくジョゼ。
ところが彼に仲良くしている女性がいることを知り拒絶するように。ジョゼの祖母が亡くなり心配して来た恒夫に「あんたなんか関係ない、帰れ。」と強気のセリフとうらはらに泣き出してしまう。
複雑な心境もありつつ恒夫を好きな気持ちが溢れてしまったシーンにグッと来ました。
彼女と一緒に過ごす生活の中で生じる出来事に戸惑い怯み始め、ジョゼはそれを感じ取っている感じ。
この何とも言えない恋愛終盤の空気感が苦しかったです。
ジョゼのあっさりと受け入れる姿勢にまた切なくなりました。
自分の力量ではジョゼと続けられないと受け止めるしかなかった恒夫の最後の号泣シーンがまた切ないです。
また、どのキャラクターも濃い特徴があり、それぞれの視点で映画を観ると泣けるポイントも異なり感情が揺さぶられます。
赤ひげ
巨匠黒澤明監督の全盛期の名作です。
日本国民なら、絶対に見たほうが良い泣ける映画と言えるでしょう。
白黒映画だけど時代劇だから違和感なく見れる、山本周五郎原作の人情ものです。
最近のCMでも出てくる赤ひげ先生、三船敏郎と、新米医者の加山雄三がおりなす医療系のドラマ。
いくつかの話が、小石原養生所という病院を舞台に描かれる。
ER緊急救命室ほどじゃないけど、患者と先生とのつながり、病人と看護人の関係など、今でも十分に通じる内容です。
映画としても、豪華なセット、豪華な俳優陣、制作陣、そのほとんどが鬼籍に入りましたが、望遠レンズを多用した、名カメラマンたちのカメラングルなど、すべてが教科書のような映画です。
一番泣ける部分は、やはり「長ぼ~!」でしょう。
何度見ても、あの場面になると目頭が熱くなる。
最高の映画だと思います。
世界の中心で、愛をさけぶ
いわずと知れた「セカチュー」は、やはり泣ける映画です。
主人公の恋人に白血病という試練が訪れます。
白血病との闘病について細かく描写されていました。
主人公の恋人が療養し、弱っていく姿が非常に切なかったです。
ゆえに、自身の家族や友人、大切な人と照らし合わせて見てしまい、涙がとまりませんでした。
また、主人公の恋人に対する一途さや愛情に感動しました。
同じく、この邦画から病気によって時間が限られる現実を痛感しました。
生きていることの有難さ、限られた人生の時間をどう生きていくか、深く考えさせられる作品となっています。
出口のない海
戦時中の日本海軍であった人間魚雷に纏わる話です。
1度海に潜るとほとんど音を立ててはいけない究極の状態で戦う男達の姿に感動します。
また人間魚雷回天のお話のため回天にのるまでの苦悩や回天にいざ乗り込み敵艦に突っ込む前の兵士の様子がとてもリアルで心打たれました。
意を決して敵艦に突っ込んだのに整備不良や迎撃にあい敵艦にたどり着く前に亡くなった方の様子もありました。
まだ成人していない男子や、国に家族を残し家族のために人間魚雷へ志願した人達が最後に何を思いどう死んで行ったのか。
戦争を知らない世代だからこそ、見るべき映画だと思います。
黄泉がえり
最初は、亡くなった人が戻ってきてことに戸惑いを感じていましたが、戻ってきたことで寂しさが埋まっていく様子が何気ない日常がこんなに幸せなものなんだと改めて感じるシーンとなっています。
しかし、あの世へ戻らなければいけないことを悟り、それを告げたときの寂しさは、胸が苦しく、涙が止まりませんでした。
どちらの立場もいずれ自分も経験しなければいけないと思うと、何とも言えない感情になりました。
最初の別れとは違い、別れた後の後悔や寂しさがなくなり、皆、前向きになっている様子が描かれています。
当たり前の生活を大切に、そして大事に生きていかなければならないと教わった映画でした。
フォルトゥナの瞳
死んだ直前の人が薄く見えてしまう目を持った主人公。
「大切な人が死ぬという事がわかった時にどうするか」ということを考えさせられる映画になっています。
自分だったら大切な人が死ぬとわかったらどうするんだろう…などと考えなながら映画を見ていました。
それと同時に、今いる周りの大切な人との時間をもっと大事にしなきゃいけないなと思わせる映画になっています。
そして映画でとった主人公の行動の結末が、自分を犠牲にして大切な人の命を守るという泣ける結末になっているため、泣きたい方は是非みてください。
怒り
怒りは三つのストーリーが同時進行で展開するのですが、特に妻夫木聡さんと綾野剛さんが演じている男性カップルのストーリーがとても涙を誘います。
ゲイである二人の出会いはなかなかハードな内容ですが、二人で生活を送るほどに彼らは強い絆で結ばれていきます。
素性の知れない綾野剛さん演じる大西直人は、ある日突然姿を消します。
直人を必死で探し何度も直人に渡した携帯電話に連絡する、妻夫木聡さん演じる藤田優馬。
そこへ警察から大西直人という人知っているか?との電話。そしてテレビで逃亡中の殺人犯の姿が映っている防犯カメラの映像が流れます。
その殺人犯の男が直人に似ているのではないか、直人は殺人犯で警察が探しているのだと優馬は知らない、と電話を切ってしまいます。
直人の物を全て捨て、落ち込む優馬。
ストーリー終盤に直人が実は公園で持病の発作で亡くなっていたこと。
直人が楽しそうにある女性に話していたのは優馬の話で、いかに優馬を尊敬し、愛していたか、を知った優馬は、もう戻ってこない最愛の恋人と、そんな直人を信じれなかった自分の愚かさを責め涙するその姿は、泣かずには観られません。
優馬と直人の性別を超えた関係に、真の愛がこういうことなのではないか、と胸を打つものがあります。
人間の愚かさと尊さが同時に染み込み、怒りという感情の色とりどりさがとても素晴らしい作品です。
マリと子犬の物語
新潟県中越地震で大きな被害にあった人々達。
そんな被害にあった人達を勇気と感動させる映画です。
犬や動物を飼っている人が見ると涙腺は大変な事になります。
映画館で見て私達家族は目をはらして帰りました。
そして帰って愛犬2匹(ミニチュアダックスフント)を思いっきり抱きしめました。
マリと子犬3匹残してきた罪悪感となんとも言えない感情のなか、わずかな可能性を掛けた素晴らしい映画です。
命の大切さ、家族の大切さ心に響きました。
何よりも自然の怖さ、毎日当たり前のように暮らし愛犬がいる生活は当たり前ではないという事を実感します。
最高の人生の見つけ方
吉永小百合さんと天海祐希さんが主演で、自然であり迫力のある演技が観ている側にも伝わってきます。
末期のがんに侵された2人が出会い、ある少女が残した「人生でやりたかったこと」のリストを代わりに実行していきます。
そこには日常で感じられるはずだった、友達との時間、家族との愛情、冒険心、いろんなものが詰まっていました。
旅をしながら2人は自分たちと重ね合い、たくさんの友達と笑いあう喜びや、家族との確執も本当は愛されたかった、愛していたという気持ちに気づきます。
その感情が観ている私にも共鳴し引っかかった時、涙が止まらなくなりました。
きっと、なにか一つでも同じ気持ちになれる旅が出てくるでしょう。
誰も知らない。
とある家族の物語を描いた映画ですが、家庭環境で悩んでいる人や家族が嫌いな人はもちろん、そうじゃない人も色々と考えさせられる映画だと思います。
ひと昔前に話題になった「保育園落ちた日本●ね!」などに通じるものがあると私は思います。
日本の教育の闇が見えると言いますか、制度がいかに杜撰なものなのか。それを受けて私たちはどうしたらいいのか。
そして今話題の虐待など、親の我が儘に振り回される子供たちを描いています。
虐待や杜撰な教育の向こう側にあるのはこういう結末なんだなと色々な意味で理解できます。
感動するのはもちろん、全ての世代の人に観て頂きたい素晴らしい映画です。
フラガール
どちらかというと楽しいコメディ系を想像していて、確かになユーモアもたっぷりあるんですが、それ以上に反則なほど泣かせる映画でした。
特に、最初から本当に楽しそうにフラダンスに打ち込んでいた徳永えりが、お父さんの失業で町を離れていく別れの場面。
満面の笑顔を見せながら、「今まで生きてきた中で一番楽しかった!」と叫ぶ彼女にもう号泣でした。
寒い東北の寂れていく炭鉱町で、ハワイに憧れる少女たちの気持ちが切ないほど伝わって、この切なさは、アカデミー賞を選ぶアメリカ人たちにはわからなかったんだろうな…。
主人公の蒼井優と松雪泰子から、コメディリリーフのしずちゃんまで、とにかく全員野球で泣かせてくる傑作です。
ソラニン
音楽が好きで自分がバンドマンだったり、好きなバンドがあってライブを行くのが好きな人なら「ソラニン」は絶対に泣ける映画です。
主人公のメイコという20代の女性は、バンドマンのタネダという20代の男性と同棲しています。
メイコとタネダは大学時代の音楽サークルで知り合い、大学卒業後にメイコは会社に就職し、タネダはフリーターになりました。
鬱々とした気持ちで会社勤めをしていたメイコですが、ある時タネダに相談し、会社を辞めてしまいます。
その事がきっかけでフリーターのタネダは、惰性で続けていたバンドに命掛けようと一大決心をして、その夢をメイコも応援します。
しかし、やっとの思いでタネダが作った曲が周りに評価され始めた時に、タネダは交通事故で死んでしまいます。
ひたすら落ち込んで何も手につかないメイコでしたが、タネダが最期に作ったソラニンという曲がきっかけで立ち直ります。
タネダが組んでいたバンドにメイコが参加し、ライブハウスでライブするシーンで映画は終わるのですが、最後のメイコの演奏シーンからは悲しさや後悔や喜びや希望が伝わってきてきます。
今は満員電車に揺られながら可もなく不可もない人生を過ごしている元バンドマンや元ライブキッズなら昔を思い出して、思わずホロリと泣いてしまうおすすめの映画です。
ALWAYS 三丁目の夕日
日本の良き時代、昭和の世界が広がっています。
まずその世界を目にした時点でとても感動します。
その時代は良かったんだろうなと容易に想像できるのです。
そしてキャスト陣のレベルの高さ、その中でも特に堤真一さんと吉岡秀隆さんの演技にとても感動します。
どちらの方も前半では笑わせておいて、後半にいくにつれての真剣な表情や人間の芯に迫る演技に必ず涙します。
悲しいエピソードで泣くのではなく、温かい人間模様や本来人間のあるべき姿に共感し、胸を打って泣いてしまうという映画です。
視聴者の方全てが温かい気持ちになって、見終わった時にはとても優しい気持ちになる映画です。
今度は愛妻家
だらしない写真家の夫と、とても明るくて元気な妻の物語です。
普段の生活の中での大事なこと、何気ない毎日の大切がすごくよく伝わる映画です。
恋人同士、もしくは夫婦で観ると尚更良いと思います。
いまこうやって大切な誰かと一緒にいれる環境、生活のリズムをより一層大事にしていきたいと思える作品だと思いました。
その大事な誰かを失う悲しさだったり大事にしてあげたいのに恥ずかしいとかで大事してあげることが出来ていない人達にもオススメです。
私は大好きな人と結婚したんだ。
こんなにも純粋で素直な思いを伝えてあげることが大事なんだって思えます。
今まで見た映画の中でもとても泣ける素晴らしい仕上がりだと思います。
あん
無骨などら焼き屋の店主と謎多き老婆の交流を描くドリアン助川の小説を映画化した感動作。
幼い頃ハンセン病に感染し隔離病棟で人生のほとんどを過ごした主人公が、施設で友人からも評判の良かった美味しいあんこを持参し、どら焼き屋でアルバイト雇用されるストーリー。
自分の大切にしてきたあんこがたくさんの人を幸せにしていることと働く喜びで幸せいっぱいの主人公ですが、あんを作って売る主人公がハンセン病患者だという噂が広まり、客足が途切れてしまいます。
ラストで恨み言も言わず、あんこを作ることが何よりも幸せで誇りであった主人公がささやかな幸せすら得られ難かった人生の理由が、周囲の病気への間違った解釈や無関心さ、治療薬ができても隔離政策を辞めなかった社会の在り方などに気づかされます。
樹木希林さん最後の主演映画ということもあり、観終わったときに自然と涙が流れる方も多いのではないでしょうか。
とにかく役者が素晴らしい。店主役の永瀬正敏、老婆役の樹木希林の神がかった名演に後半は落涙必至。
病気の差別問題など、社会派の要素を盛り込みつつも決して押し付けがましくはなく、何といっても舞台が小さなどら焼き屋というのがどことなく牧歌的で良いですね。
監督の河瀨直美は本作が初の原作付きだが、ハッキリ言ってベストワークと言っても過言ではない出来。
それと市原悦子がカメオ的だが出演しており、今は亡き名女優同士の共演が見れるのも貴重です。
容疑者Xの献身
タイトルの通り、ある容疑者の自己犠牲精神が泣けるポイントです。
事件の全体像は比較的早くに分かるのですが、ある容疑者のその行動は視聴者や世間に対してミスリードを誘います。
殺人事件の真犯人を守るために様々なモノを捨て去り、最後には自分すら犠牲にしてまで守ろうとする姿は何度見ても泣けるでしょう。
そして、その容疑者と友達の主人公も彼の行動もグッときます。
劇中冒頭、主人公は愛というものを否定するかのような言動をしています。
しかし、かつての友人であった容疑者との再会、そして推理の中で確かな愛を見出して静かに尊重する姿は男の友情を感じさせます。
ひたむきな愛情や、男の友情に涙できる人は絶対に泣ける映画です。
愛する人を想う気持ちはこんなにも苦しいものだったのかと感じさせられます。
愛があるからこそ、かばってしまう人。そこに甘えてしまう人。真相を探る人。
それぞれがだれかを想い、複雑な気持ちを抱えながら苦しむ姿に胸が締め付けられます。
残酷だとしか言いようがない結末、こんなにも残酷な結末が邦画にあったのかと思わされました。
松雪泰子さん、堤真一さんの感情のあふれ出すラストシーンに、「あともう一歩で幸せになれたはずなのにどうして?」と言いたくなってしまいました。
幸せとは何なのか、堤真一さんの演技力に感服です。
永遠の0
たとえ臆病者と言われても、死ぬことが名誉のあることだと言われても、愛する日とのために『必ず生きて帰ってくる』と誓っていた主人公。
しかし、生きて帰って来ることは死ぬことより遥かに難しく、凄腕のパイロットであることがわかります。
そんな主人公が、自爆しそうな仲間を助けて、『お前が死んだら家族はどう思う?悲しんでくれる人はいないのか?』『いるんだったら死ぬな。どんなに苦しくても生き延びる努力をしろ。』というシーンです。
生にしがみつき生き延びていく姿は感動的で涙なしでは、とても見ることが出来ないと思います。
この映画は、戦争をいろんな立場の人間から事細かに描かれていて興味深い作品です。
お国のために命を落とすことが美徳とされてきた時代に、主人公が何を考え何を想い命を捧げることになったのか、また特攻隊とは何だったのか…すごく考えさせられます。
当時の仲間たちが語るシーンそれぞれに想いが詰まっていて一言の重みに感動しました。
戦争を知らない世代がゆえに、絶対泣けると思います。
明日の記憶
バリバリに働く男(渡辺謙)が若年性アルツハイマーになり、今までできたこともできなくなる自分に対して、本人も家族も困惑しながらもゆっくりと自分の病に向き合い新たな人生をスタートさせる物語です。
家庭を持つ普通のサラリーマンという設定が、若年性アルツハイマーという病が誰にでも起こりうる身近な病であることを感じさせ、グッと引き込まれます。
主人公を支える部下、妻、娘、各々の登場人物に感情移入ができ、何度見ても涙が出てしまいます。
特に、愛する妻のことがわからなくなる辛さ、愛する夫が自分のことをわからなくなる辛さをとても繊細に描いており、その辛さも受け入れながら一緒に寄り添っていこうと決意する姿はとても力強く美しいと感じました。
病気を向き合う姿を派手な演出で盛り上げるのではなく、スッと心に語りかけてくるような映画です。
遺体 明日への10日間
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、甚大な被害を受けた岩手県釜石市内に急遽設置された遺体安置所での人間模様を描いた作品です。
震災後、現地を取材したスタッフが手掛け映画のため、実際の惨状や役所の職員、医療従事者、ボランティアの人々などの壮絶な毎日を身にしみて体感することができます。
西田敏行、佐藤浩市、柳葉敏郎ほか豪華俳優陣の繊細な演技が圧巻です。
この映画を見ると、天災の恐ろしさに圧倒されるとともに、それを乗り越えようとする人々の健気さや助け合い思いやる姿に感涙します。
遺族が遺体に話しかける姿は涙無しでは見れませんでした。
DESTINY 鎌倉ものがたり
運命の相手、永遠の愛、いくつもの時代を超えて魅かれあう、そんな夢のような大恋愛にとても感動します。
一生のうちにそんな人と出会えるだけでもキセキなのに、生まれ変わっても、また巡り合って魅かれあって、運命の赤い糸ってこういうことを言うんだなと思いました。
妻が先にあの世にいってしまう時、夫の顔を笑って見つめて、妻が涙をこぼすシーンは絶対に泣けます。
その後、夫が寝てる間に手紙をおいて、家を出た妻。目覚めて最愛の妻が家にいないことに気がついて、追いかける夫。夫の呼ぶ声に気が付き、妻が振り向いて抱き合うところも、何度見ても感動してしまいます。
二人を取り巻く周りの家族も、色んな事情があって最愛の人を失ってしまうけど、必死に相手を思っている姿にまた泣けてきます。
笑いもたくさんあって、愛もいっぱい詰まっていて、お勧めの映画です。
1リットルの涙
その名前の通り見ていてものすごく涙がでます。
主人公は普通の中学校に通う一般的な中学3年生です。
とにかく普通の明るい女の子ですが、ある日突然難病である脊髄小脳変性症になります。
そこから彼女の生活は一変します。
病気になったから特別扱いされたくない彼女の姿やその主人公を支える周りの様子もリアルに描かれています。
中学生ですが恋愛も描かれていてさらに泣けます。
実在する女の子の書記をもとに作られており、そこもまたリアルさを感じさせます。
そしてただ病気だから悲しいという映画ではなく、頑張る姿であったり共感できる部分が沢山ある映画になっています。
とにかくハンカチ必須です。
僕は明日、昨日の君とデートする
小説の実写化であり、キャストもとてもいい。
とにかくストーリーが良くできており、主人公2人の演技も自然なのですんなり話が入ってきます。
日常生活をのぞいているような感じなので、身近に感じるようなこともあって、共感しやすいです。
ファンタジー的な設定ではありますが、他のそのような作品より自然な感じで見ることができます。
2人が置かれている状況がわかってくると、もうそこからはひとつひとつのことで涙が止まらなくなりました。
この映画は繰り返し見て何度でも泣ける映画です。
1回目より2回目、2回目より3回目が泣けます。
原作の小説の方も読んでみるとより一層泣けますよ!
いま、会いにゆきます
主人公・巧の妻である澪は病気で幼い我が子・佑司を遺して命を落とします。
しかし、雨の日に亡くなったはずの澪が記憶を無くして巧たちの元に戻ってきます。
亡くなった澪とともに過ごす巧たちが、失ったはずの親子の時間を過ごす姿に心が動かされます。
ところが、澪との幸せな時間には限りがあり、大きな秘密が隠されていました。
記憶を失ったと思われていた澪は、実は過去からやってきた澪でした。
澪は過去からやってくることで自分が幼い我が子を遺して病気で亡くなるという事実を知ってしまいます。
過去に戻った澪は巧と結婚せず違う人生を歩めば未来が変わるかもしれない中、自分が見た未来と同じ人生を歩みます。
そんな澪の行動に、子供を想う深い母親の姿を感じて胸が打たれます。
自分の命の終わりを知っているからこそ、自分が巧や佑司にできることを精一杯やるのだという澪の愛に言葉が出ないほど感動します。
私が最も泣けると思うシーンは、竹内結子扮する澪が、自分が消えてしまう前に、息子の佑司を抱きしめるところです。
このシーンの竹内結子の表情が切なすぎて、澪の悲しい気持ちがすごく伝わってきて、何度見ても必ず泣いてしまいます。
また、主題歌であるオレンジレンジの「花」もすごく良いです!
この映画にぴったり合っていて、この曲がかかると、またうるうるしてしまいます。
ファンタジー映画でここまで泣ける映画も、なかなか無いんじゃないかと思います。
青春時代の恋愛だけじゃなく、家族愛まで詰まっている大好きな映画です。
砂の器
1974年度版の映画版を特におすすめします。
邦画の中でも重厚な作品で人間の悲しさを深くえぐり出す作品です。
和賀英了という音楽家が大成するまでの隠された日々を、ミステリー形式で追いかけていきます。
ハンセン病の父を持った過去、優しい刑事に引き取られたものの実の父とは引き裂かれた痛みなどが浮かびあがり、ラストの音楽とあいまって親子ふたりで日本を放浪する姿は、涙なくしては見えません。
実の父が自分の息子と知りながらも、「知らない」と刑事に涙ながら否定し続けるシーンは胸が熱くなります。
丹波哲郎の刑事の冷静な演技も素晴らしいです。日本でもこれほど重みのある映画が作れる!という見本です。
君の膵臓をたべたい
命の期限が宣告されている人もそうでない人も明日を迎えられる保証はない。
一日の価値はみな同じであってその意味がわかるよう伏線を回収していく中で二人の関係がどんどん深いものになり最後は亡くなってしまうヒロイン。
よく例えられる「今日は昨日死んだ誰かが死ぬほど生きたかった明日だ」を思い出し泣けてきます。
二人で過ごした特別な時間がヒロインが亡くなってしまった後も主人公とともに流れ、ヒロインの残した大切な時間思い出によって主人公を変えていく描写にも感動し涙が出ました。
特別な人が亡くなってしまう話はどんなストーリーでも悲しくて涙が出ますが、この作品は悲しみの中にも温かさがあり純粋に感動し泣けます。
手紙
山田孝之と沢尻エリカ出演、東野圭吾原作の映画「手紙」。
兄が空き巣に入り帰宅した老婦人と出くわし争い誤って殺人を犯してしまい、そこからの弟の生活が一変します。
実の兄が犯罪者となり、その後の加害者家族の物語です。
犯罪を犯してしまった動機は、弟のためだったので余計に胸が痛みました。
この映画が絶対に泣けると思う理由は、以下の2点の理由からです。
まず、1点目は、身内が犯罪者になったら?という、重たいテーマのもとに進む映画だからです。
普通の生活が、ある日をもって突然一変し、もし私自身がそうであったらどんなに辛いだろうか、と主人公に感情移入してしまったため、涙なしでは見ることができませんでした。
そして2点目は、兄弟愛が描かれているところです。
そもそも、なぜ兄が犯罪者になったのか?という原点は、兄弟愛からきているものだと私は思います。
一生懸命生きている兄弟に、なぜこんなに理不尽なことが起こるのかと胸が張り裂ける想いになるでしょう。
最後の刑務所での漫才のシーンでの玉山鉄二の演技は、本当に涙なしでは見ることができません。
ぜひ一見の価値ありだと思います。
8年越しの花嫁 奇跡の実話
8年越しの花嫁は、彼女が8年も意識のないまま、目を覚ましても彼のことは覚えていない彼女と、その彼女を8年間も支え、待ち続けた彼氏とのストーリーです。
実話のストーリーで、実際のお二人の姿はエンディングにも写真で映されています。
結婚しようとしていた幸せの絶頂に居た二人に待ち受けていた試練を乗り越える話がとても心を打たれ、感動して涙が溢れてしまいます。
好きな人が突然眠った状態になってしまったとき、大好きな人を待ち続ける彼の姿にとても感動してしまいます。
二人の記念日に結婚式をしようと思っていた男性が、毎年同じ日に結婚式場を予約していたと知ったとき、すごく涙が溢れてしまいました。
さらに、そのことを知った女性がもう一度彼のことを好きだと実感することができ、8年も待ち続けた男性の思いがやっと届いて結婚することができたときは、とても感動して涙が止まらなくなるでしょう。
8年も意識のない人を支え続ける彼の覚悟と強さ、彼女へのひたむきな一途な想いに胸を打たれました。
こんなに長く待てる人はいったい彼以外にいるのだろうかと考えると、彼の想いが報われてほしい、前の二人に戻ってほしいと強く願っていました。
彼女も、突然病気を発症して、意識不明となり、寝ている間どれほどの暗闇を歩き続け、孤独だっただろう、不安だっただろうと考えると、涙が溢れてきて止まりません。
目を覚まし、記憶をなくしても過去を取り戻そうと努力する姿や彼の想いに応えようと出来る限りのことをする姿を見ると、自分は彼女たちのように何かに一途になったことがないと改めて考えさせられました。
8年も待つなんて到底考えられませんし、麻衣さんを思って身を引く尚志さんを見てこんなに良い人が本当に居るのか!と心を打たれます。
エンドロールで実際の二人の写真が出てきてそこにはお子さんも産まれたと書いてありました。
泣ける映画は何本も見てきてますが、これ程泣いた映画は初めてでした。
この映画は、命についてはもちろん、自分の人生やこれまでの行いを振り返る機会を与えてくれたので、絶対に泣ける邦画No1.としておすすめさせて頂きます!
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